会長挨拶

第32回日本乾癬学会学術大会 
会長 照井 正(日本大学医学部皮膚科学分野 教授)

この度、第32回日本乾癬学会学術大会を今年9月8日(金)と9日(土)の両日、品川プリンスホテルにおきまして開催させて頂くことを大変光栄に存じております。

本学会は日本乾癬学会の年次大会であり、皮膚科に入局されて間もない先生からベテランの先生まで乾癬診療に携わるすべての先生、また、基礎研究に興味のある先生、製薬会社の関係者など多くの方が集まり、乾癬について学び、討論し、乾癬診療の理解を深めて実臨床に役立てて頂くのが目的です。したがいまして、基本的な乾癬治療から最新の生物学的製剤治療まで理解できるように配慮し、まもなく使える新規薬剤についても紹介いたします。また、乾癬ならびに乾癬性関節炎において世界的に有名な皮膚科医とリウマチ医を数人お招きして、最新の知識が得られるようプログラムを組みました。

本学会のテーマは「挑戦する乾癬診療 — Road to the best control」です。乾癬を的確に診断し、目の前にいる患者さんに最適な治療を提供することが要求されます。また、併存症に対する配慮も必要で喫煙や肥満、過度のアルコール摂取が治療に悪影響を及ぼすことを理解し、高血圧、糖尿病、高脂血症などに対する治療介入も積極的に行う必要があります。さらに、関節症状の有無を常に問診や画像診断でチェックする必要があります。以上の観点から、乾癬患者をtreatするだけでなくmanageすることが‘Road to the best control’に大事であることが理解して頂けることでしょう。

本学会に参加することで、乾癬診療の実情をより深く理解できるようになるだけでなく、治療法全体を理解しながら目の前の患者の診療に最も適した治療法を選択できる乾癬診療の奥義を体得して頂けることを心から願っています。また、本学会への参加することを契機に現在あるunmet needsを解決する臨床研究、基礎研究、創薬に繋がれば望外の喜びです。学会会場はアクセスを第1に考え、品川プリンスホテルを選ばせていただきました。乾癬診療に携わる全国の皆様が多数集まって頂き、本学会を盛り上げて頂きますようお願い申しあげます。